多くの方々と共につくり上げ、支えられて盛況のうちに終った、「Cafe' Christmas '09」。
リハは前日、店舗閉店後。一気に機材を運び込み、通い慣れた馴染みの「スタバ」が「ライブスペース」という空間に変化して行く。
それを見ているのは考え深く、また不思議なもの。
設備や音響を専門職としている仲間達が走り回り、チェックを重ねていく。
今回PAスタッフとして初めて僕らに同行してくれた紅一点のいーちゃん。緊張しながらもチームとして上手く連携しながら、限られた時間の中で奮闘してくれた。
当日はあいにくの雨。しかしそこは駅の中、かえって迎え待ちの人々が通りすがりに聴いてくれる事を期待。
イベントの司会を務めてくれるスタバスタッフのお二人と顔合わせの後、控え室に移動した僕らを待っていたのは、スタバからのあたたかい差し入れ、そしていつも応援してくれている大事な仲間が「ライブの時間には参加できないから」と、わざわざ前もって届けてくれた花束。
愛すべきキャラクターの司会の二人も、一緒にこのイベントを成功させようと元気に、そして喜んで打ち合わせに臨んでくれた。
Heyfeverの演奏で幕を開けたイベント。「カフェ」でのライブを意識した「時には昔の話を」、「風をあつめて」などのセットリストは、店の空気とよく馴染んでいた。
Hideさんの歌、Akihiroくんのピアノ。どこでやってもやっぱりHeyの音だよ。説得力がある。
Handsは「GreenSleeves」や「荒野の果てに」などのトラディショナルなクリスマスソングや、オリジナル曲を演奏。なかでもshakeのアレンジでぐっとJazzyになった「Listen to HIM」は演奏側としても印象深く残ったし、聴いてくれた人の心にも深く残ってくれることを期待。ブルージーにリアレンジした「世界に告げよ」は盛り上がったね。
アンコールはHeyfever+Handsセットの「silent night」。
クリスマスの「雰囲気」を味わうだけのライブではなく、キリストの降誕を祝うこの曲を、みんなで分かち合えたのは、嬉しかった。
終ってみればあっという間だった。様々な方が雨の中でも足を運んでくれた。
いつもHeyfeverやHandsのステージに来てくれる仲間。何年かぶりに、メンバーに会いに来てくれた友人たち。そして、それまで会った事もない、自分もこんなイベントをしてみたいと話し掛けてくれた方や、スタバの看板を見ていて楽しみにしていたと言ってくれた、地元の高校生。
影に日向に、裏方を一手に引き受けて走り回ってくれたスタッフ。そして会場を提供、イベント企画当初から様々事に配慮し、付き合ってくださった店長始めスターバックス ルミネ川越店の皆様。
この一つのイベントで、僕達の輪は大きく広がったような気がした。
演者もスタッフも、誰か一人欠けたとしたら、このイベントの運営はとても難しくなっていたと思う。
そして会場にいる人々だけではない、もっと多くの人々に僕らは支えられているんだということを改めて再認識したイベントだった。
Handsの2009年の最後のライブ。KenjiやInoruが同じ場所にいないのは、正直少し寂しいけれど、それぞれの場所で同じ目的に向かって走っているのが分かっているから、やはり嬉しい。
長く書いたけど、
「最高。ありがとうございました。」
ってことです。
Hands facebookにもっと写真があるよ。
さて来年は、なにをすっかな。